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2006夏

体力勝負の一人旅 No.102【2006夏編】

【5日目・2006年8月3日】

 昨日は私の洗濯も正常終了せず、無理やりストップさせたのが深夜
1時近く。睡眠不足だ。しかし今日は50Km弱走るだけなので大丈夫だろ
う。敦賀に戻って旅を終えるのだ。
 このホテルの問題は冷蔵庫にまで及んでいた。電源は入っているの
に全く冷えていないのだ。素泊まりで6090円もしたのにけしからん。

 快晴の中、出発したが温度計は33度。体感的にも昨日ほど暑くない
。出発が1時間早いからだろう。
 昨日の逆ルートで10Kmほどは平坦、そのあと怖い山道だ。山道に入
ると急激にスピードダウン。調子悪そう。前兆はあった。平坦での心
拍が通常より10~15高かったのだ。睡眠不足の影響か、昨日のがんば
りでダメージを受けたのか。

 登りきるとトンネル。昨日清掃作業中に通ったトンネルの対向車側
だ。交互通行をやっていないので車といっしょに走らねばならない。
歩道はあるが狭くて無理。車が途切れるのを待って車道を全力疾走。
1Kmちょっとあるので何台もの車に抜かれていく。恐怖心が後ろを振り
向く回数を増やさせる。自転車はふらつき一巻の終わりが頭をよぎる
。完全にマイナス思考だ。

 道の駅で休憩した後の下りでは最高速度59.7Km/hを記録。こんな激
坂だったのに昨日はきついどころか楽しいとさえ感じた。すこぶる調
子が良かったようだ。感覚なんてあてにならない。

 お昼ごろ敦賀に到着。気比の松原へ直行し海水浴。ほてった体を冷
やし、汗を流した。
 その後、おみやげ店のおばちゃんのところへ行き自転車を送る。
「今度あなたが来るときも、お店を続けていられるかな。」
「いつまでも元気でがんばってくださいよ。」
「4年後には駅舎が向こうに移動するから、この店もどうなっちゃうか
わからないのよ。」
 おばちゃんとの別れはつらかった。100mほど離れた駅の入り口まで
行き振り返るとまだ見送ってくれている。手を振るとおばちゃんも手
を振りながら大きな声で「さようなら」と言う。私も周りを気にせず
「さよなら」と応える。もう再会できないかもしれないと思いつつ。

8月3日(木) 敦賀
本日の走行距離 48Km

体力勝負の一人旅 No.101【2006夏編】

【4日目・2006年8月2日】

 4日目にして初めて快晴の朝だった。温度計は35度。昨日までの最高
気温を早くも上回っているのだ。
 ここに来たら日本三大松原の気比の松原に行かないわけがないだろ
う。海水浴場もあり次々と車が入ってくる。泳ぎたい気分だ。

 今日は永平寺方面へ向かう。今日着けばそれで良いし、着かなけれ
ば明日永平寺へ行って旅を終わりにするつもりだ。
 敦賀湾に面した国道8号線を北上する。5年前にも通った道だ。ポリ
タンクをいくつも持った人たちが並んでいた。そこは帰り山観音。宝
の水と称された涌き水が体に良いらしい。「先にどうぞ」と譲ってく
れたので一口いただく。冷たくておいしい。500mlのペットボトルにつ
いだが、2口、3口飲んでまたつぎたした。
 暑さ対策で水分を多くとるようにしているのだが、とりすぎると胃
腸をやられる。そこで水道を見つけては手足に水をかけた。

 アップダウンが続く道ではあるが、小刻みではないので適度にがん
ばれて楽しい。日本海の風があるから温度計の表示ほどは暑くない。
表示は37度になっていた。
 道は海岸を離れ山中へ。最近はどこへ行ってもトラックだらけだ。
そのトラックがわずか30cm右を減速もせずに通過していった。突然の
ことでまったく反応できなかった。息づく間もなく後続車も30cmぐら
い横を通過していく。今度はハンドルを力強く握りしめた。真っ黒な
バスだった。通り過ぎてから、怒りを込めて手を上げた。少しおいて
またニアミス。道幅が狭いせいもあるが、荒い運転手が多くないか。

 あちこちで交互通行になっていた。そのたびに停止して、車の最後
尾からスタートする。またかと思ったが今度は「この車に乗っていっ
てください」と言われた。工事関係者の黄色い車だ。「こいで行きた
いんです」と訴えると、「こっちのトンネルは作業中だけど作業車は
通れるようになっているから気をつけて行って下さい。対向車は来ま
せんから。」と言われた。話がわかる方だ。
 上下線が別のトンネルで、片方が作業中でもう片方を交互通行して
いる。通行止めのトンネルを悠々と走れるなんてめったにないことだ。

 暑さの中ペースダウンすることがなかったので、今日永平寺に行っ
てもまだ時間の余裕ありだ。永平寺は山中なので国道8号線を離れる前
にコンビニで最後の腹ごしらえと休憩。13時40分から35分も休んでし
まった。なにせ温度計は40度、休憩は大事だ。

 国道364号線に入りここからが本格的な山道。これは走りごたえがあ
るぞ。挑戦する気分でそう思えたのは最初だけ。しだいに斜度がきつ
くなる。おまけに路面はアスファルトではなく、小石を混ぜた舗装で
抵抗が大きい。すべり止め効果を狙って斜度のきついところで見受け
られる舗装だ。心拍数はずっと160以上。がんばると170を超える。40
分走ってついにギブアップ。木陰で休息。
 南から行くルートを選んだが北から行くルートもある。北ルートは
距離が長いので南ルートにしたが、選択を誤ったかと弱気になった。
 再び走りだし、カーブ3つでトンネルが見えた。トンネルを抜けると
一気の下り。カーブがきつくブレーキを多用しながらも54.2km/h記録
。斜度のきつさを物語る。標高差150mぐらいを登ってきたのにあっと
いうまに100mは下ってしまった。やはり北ルートが正解だ。

 永平寺見学の後、福井駅を目指すがもちろん北ルート。こいで下る
なだらかな坂だった。
 しかし誤算があった。北上の途中で左折する予定だったがその道は
なんと自動車専用。北上を続けると数キロ遠回り。
 待てよ、手前に細い道があったはず。地図を見ると県道165号線。当
初予定していた道とほぼ同じルートだが、自動車動はトンネルあり、
こっちはそのトンネルの上を通る。やめたほうがいいと頭で考えても
、すでに左折していた。
 最初は緩い登りだったが前方にきつい坂が見える。木々に囲まれや
や暗く涼しい。民家がなく人けがなさそうなところなのに、前方をお
ばさんが犬を連れて散歩をしている。おかしいなと思ったら犬がこっ
ちに向かって猛突進。「ハリー、ハリー」と叫ぶおばさん。私の横に
来て噛み付くような勢いだ。私は悲鳴をあげながら全力で登る。あと
を追いかける犬。「ハリー、ハリー」。名前がハリーのようだ。実は
犬嫌いである。犬はおばさんのもとへ戻ったが心拍数は170を超えた。
 問題の坂は標高差が50~70mとそれほどでなかったのでショートカッ
ト成功と言えた。犬さえいなければだ。

 いろいろあった1日だったが平坦ではまだ元気。午前中と変わらぬス
ピード感を保ちながら宿泊地の鯖江に着いた。
 苦難の1日はまだ終わらない。ボクシングを見ながらザウルスを操作
していたらハードディスクエラー。再起動不能だ。ボクシングに興奮
してハードディスク作動中にゆすってしまったようだ。ショックだ。
 さらにホテル内のランドリーに行けば、作動中の洗濯機が「あと4時
間50分」の表示。フロントに電話すれば「表示がおかしいんです。90
分で終わります。」とのこと。1時間待っても終わらず洗濯機の前で待
機。
 洗濯物をとりに来たおばさんが、ドラム式のドアを開けようとした
ら電源が切れた。90分以内に回収しないと時間切れでドアロックされ
るらしい。おばさんに促されて私が200円入れる。がロックされたまま
。もう23時だ。いつになったら洗濯できるのだ!

8月2日(水) 鯖江
本日の走行距離 109Km

体力勝負の一人旅 No.100【2006夏編】

【3日目・2006年8月1日】

 眠い。背中がこわばっている。伸びをすると背中が痛む。手術した
場所だ。押しても痛むが腫れていないので大丈夫だ。
 ホテルでのんびりし10時20分ごろ出発した。20Kmぐらいしか離れて
いない大津では雨が降っているらしい。全天曇り空だし、今日は雨覚
悟だ。
 敦賀方面へ向かうので当面の目標は近江八幡。15Km以上離れている
。走りながら思ったが、昨日草津へ行ったため敦賀から遠ざかってし
まった。その日暮らしは判断を誤る。教訓だ。

 1時間ほどで近江八幡。いつのまにか背中の痛みはなくなっていた。
古い町並みが有名らしいので寄ってみたが、東海道で目の肥えた私に
とって感動ものではなかった。
 水郷めぐりの乗り場へ行ってみたが閑散としている。今は時期では
ないということか。

 湖畔道路のさざなみ街道を走る。単調で、トラックが多く、少し向
かい風。ちょっとつまらない。
 途中でサイクリングコースとの分岐点。サイクリングコースはさら
に湖畔沿いを走る。防風林が植わっていて風は気にならない。この道
は楽しい。しかし長くは続かなかった。30分も走らずにさっきの道と
合流してしまった。

 やがて右側に彦根城が見えてきた。お城ファンではあるが行ったこ
とがあるので今回はパス。その先に海水浴場。体に水を掛けたくなり
寄り道。今日もまた昼ごろから晴れてきて暑い。今は14時だがさらに
暑くなりそうだ。

 依然としてさざなみ街道を走る。途中から片道2車線になり、走りに
くさ解消。次の目的地、長浜城に着いたのは15時ごろ。ここは自転車
を置いて見物しよう。
 お城を見た後は水飲み場へ行って手足に水掛け。お城を見るよりそ
っちのほうが目的になってしまった感じだ。そのくらい暑いし、水を
掛けた後はひんやりして気持ちいい。温度計は32度で昨日より1度低い
が体感は昨日以上だ。

 今日はどの辺りで泊まろうか。敦賀までは40数キロ、そろそろ15時
30分なので敦賀はきびしい。長浜では早すぎる。しかしこの先は敦賀
まで大きな町はなさそうだ。とりあえず敦賀方面へ進もう。
 国道8号線に出て北上する。敦賀まで通じているので道を間違える心
配はない。
 どの辺りだったか忘れたが、水捌けの良い路面が長く続いた。車に
は良いだろうが抵抗が大きすぎて自転車にはきつい。少しは自転車の
ことも考えてほしい。そう思ったが、あるところから急に路肩部分だ
けは旧舗装になっていた。発注担当者が違ったのか、市町村の境だっ
たのかもしれない。

 暑さで思考回路が停止ぎみだ。国道がT字路にぶつかり左右どちらに
行けばいいのかわからない。大きな案内表示を視界にとらえていたが
、ただ視界に入っただけだった。左折してすぐに正しいことがわかっ
たので良かったが、こういう状態だと事故がおきやすい。コンビニを
見つけたら休憩しよう。

 山道に入る前にコンビニ発見。この先どんなところかわからないの
で水分と食料を補給する。敦賀まではあと20Km、断念しかけたが行け
そうだ。17時ちょっと前に山道へ突入した。
 商店はおろか自販機が見当たらないだらだら上りの道だった。エネ
ルゲンを2缶買ってあるが、缶を捨てる場所がないので開けられない。
わざわざ重りを買ったようなものだがトレーニングと思って登る。
 ばてることなく登りきると、下りの斜度は上り以上。こがなくても
楽に40Km/hはでる。最高速度は53.4Km/hだった。やはり峠は楽しい。

 18時過ぎに敦賀駅到着。意外に早く着いた。早速おみやげ店に行く
。話すと長くなるので手短にするが、ここのおばちゃんとは多分8年来
の付き合い。「細切れ本州一周」旅行中にここから自転車を自宅へ送
ったのが出会い。今回は5年ぶりだ。敦賀に来たのはおばちゃんに会う
ためだった。
 「こんにちは、覚えてますか」と声を掛けると、「神奈川に自転車
を送った人やろ」。覚えていてくれた、うれしかった。それからおば
ちゃんが元気でお店を続けていることもうれしかった。
 おばちゃんがこの店を始めて10年。5年前に来たときは娘さんがいた
が、その娘さんも2年前に結婚。私も随分と長いこと一人旅を続けてき
てしまったな。
 閉店の19時までいろんな話をし、今夜の宿探しを手伝ってもらった
。おばちゃん、ありがとう。そしていつまでもお元気で。

8月1日(火) 敦賀
本日の走行距離 111Km

体力勝負の一人旅 No.099【2006夏編】

【2日目・2006年7月31日】

 本日の予定は亀山を経由して琵琶湖近くの八日市まで行くことだ。
八日市までの距離など計算していない。行けなければそれでもよい。
気ままな旅なのだから。とは言え、何日目になるか分からないが福井
の敦賀には行くことにした。

 9時30分ごろ出発する。海沿いの道がたんぼに囲まれたのどかな雰囲
気だったので、国道に出ずにこのローカルな道を選んだ。気持ち良く
走っていたが五十鈴川の河口に出て行き止まり。上流の橋まで行って
国道に合流する。結局、素直に国道を行った場合の倍の距離を走って
しまった。だが土地の生活を感じられて満足。

 曇っていてそれほど暑くなく、追い風だったこともあり快調に伊勢
神宮に到着した。最寄り駅の売店で名物「赤福」を購入。ある人のお
みやげにするのだ。

 ずっと追い風ですこぶる快調。松阪駅を過ぎた辺りで12時になった
。いつもなら11時までにパンの1個も食べておくのだが、疲労感がなか
ったので休憩しそびれた。ようやくパンを2個買ったが食べ切れない。
空腹感がないのだ。朝食の食べ過ぎだ。

 国道23号線を北上する。まだ疲労感はない。津市の先で左に曲がり
国道306号線に入る。ここから亀山までは15Km、ちょっとした山道のよ
うだ。
 走ってみると私が一番きらうアップダウンの繰り返しだった。完全
に足が止まった。空腹感がはないがさっき残したパンを流し込んだ。
亀山まであと9Km。
 5分ぐらいしか休まなかったが少し復調した。やはりこまめに食べな
ければいけないようだ。

 亀山に来た目的はてくてく旅でいっしょに岩本さんを待った人と再
会するためだ。そのためには東海道を見つけなければならないが、す
ぐに分かるか不安だった。だから突然見覚えのあるコンビニを発見し
たときには感激し、思わずガッツポーズした。宅急便で自転車を送ろ
うとして断られたコンビニだった。
 そこからはてくてく旅を思い出しながらゆっくりと進んだ。そして
自転車を送ってくれたクリーニング店に着いた。
 おばさんは私のことを覚えていてくれた。おみやげに赤福を渡すと
代わりに亀山宿の和菓子をくれた。あいにくお向かいのおばさんは留
守で、「テレビに映ったね」と話しかけられなかったのが残念だ。

 ここからは東海道を進むしかない。国道に戻る気などさらさらおき
ない。雲が厚くなり、雨が心配だ。
 鈴鹿峠への道は自転車では行けない山道だ。国道の脇に自転車・歩
行者用の側道がある。そこを進む。
 峠が近づいたようだ、旧鈴鹿峠まで0.6Kmの表示あり。その表示は側
道から右折だ。挑戦の心になっていた。右折したのだ。すぐに激坂、
立ちこぎした。舗装路ではあるが小石や枝が落ちている。ここはやは
り歩き用だろう。引き返そうと思ったが300mは進んだ。この先は少し
斜度が緩くなっている。進むしかないだろう。猿がキーキーと威嚇し
ている。私も声を出し気合が入る。
 あれ、600m進む前に国道に出てしまった。旧鈴鹿峠はどこだ。無駄
にパワーを使っただけなのか。
 数百メートルで鈴鹿トンネルだった。その後は下り。だが、逆車線
側の側道にいる。これではスピードをだせない。上下線が分離されて
いるので容易に反対車線へはいけない。見渡すとトンネルの上を通っ
て反対車線へ行けそうな道があった。わざわざトンネルの上へ行くな
んてばかげている。しかし気合が入りすぎていたのでまた立ちこぎし
た。登りきると旧鈴鹿峠からほんの少し下りてきたところだった。

 峠を下り、土山宿を通過。この辺りから国道1号線は道幅が狭くなり
走りづらい。しかもトラックが多いので楽しくない。そういうときは
東海道だ。何年か前に歩いたときの記憶を元に東海道を走る。サイク
リング気分だ。

 水口宿の手前で宿探し。もう17時30分なのでこの辺で泊まってもよ
いがそれほど宿はなさそうだ。八日市、近江八幡では行っても宿がな
い空いていない可能性がある。いちばん確保できそうな草津へ行くこ
とにした。あと20Kmはありそうだ。
 18時過ぎにインターネットで無事に宿を予約した。これで一安心。
東海道と1号線を行ったり来たりしながら草津市内へ入る。暗くなって
から道に迷ってしまったが19時30分にホテルに到着した。

 亀山の手前ではギブアップ状態だったがよくぞここまで来れた。し
かも131Kmも走っている。かなり体力が戻ってきたと錯覚しそうだが、
ほぼ1日中追い風であり、実は後輪をより舗装路用にして抵抗を減らし
軽量化もした。さらにアミノバイタルプロを飲んでいる。いつもはプ
ロ抜きだ。錯覚してはいけない。

 夜になって空腹感がでてきた。そして夕食を食べ過ぎた。一番悪い
パターンだ。

7月31日(月) 草津
本日の走行距離 131Km

体力勝負の一人旅 No.098【2006夏編】

【1日目・2006年7月30日】

 私は今、浜松駅にいる。あてのない自転車旅行に出てしまったのだ
。小田原から浜松までは新幹線で輪行してきた。あてのないと言って
も、最初の目的地だけは決めてある。愛知県渥美半島の伊良湖だ。
 何年前だったか本州一周をしたときに渥美半島に行かなくても一周
したことになるだろう、と勝手に決めていた。それが心残りでいつか
行ってやろうと思っていたのだ。

 浜松駅からは街道てくてく旅で歩いた旧東海道を行く。さすがに地
図を見る必要はない。追い風の恩恵を受け順調に舞坂宿、新居宿を通
過し白須賀宿へ入った。
 ここで待ち構えるのは激坂。国道1号線を行けばここほど坂はきつく
ないだろう。坂の下で自転車を降りて考えたが劇坂を進むことにした
。3月の手術から体調は徐々に良くなっているが、まだ昨年の体力には
戻っていない。この坂を挑戦することで現時点の体力を確認しておき
たかったのだ。結果が良ければ旅のルートを山岳コースにすることが
できる。気持ちだけは期待していた。
 登り始めは余裕だったが数分後には心拍数が170を超えた。標高差
100mはないだろうが、後半は足にきて蛇行してしまった。情けない。

 白須賀宿の途中で旧東海道とお別れだ。西へ進路を取り渥美半島を
目指す。すぐに緩い登りがあり、余裕で登りきると潮見峠。これを下
れば鼻歌交じりのサイクリングになるだろう。
 ところがそれは大間違いだったのだ。渥美半島=平坦、海風だけが
心配だ。こんな先入観だった私がいけないのだが、実際にはいくつも
の丘を越えているかのように小刻みなアップダウンが続く。長い直線
もあり、上りも下りも見えるミニミニ北海道のようだ。
 午前中は曇っていたが午後からは快晴に近くなってきた。手元の温
度計は32度。暑いが音をあげるほどではない。しかし足の回転はかな
り鈍ってきた。アップダウンが体力を奪ったのだ。
 そのうちアップダウンが終わるだろうと耐えていたが、かれこれ20
Kmは走った。西に伸びる半島の南の海沿い道路を走っているが、北の
海沿い道路なら平坦かもしれない。南北の間に山脈があるかもしれな
いが、この道から逃げよう。

 北に向かう県道は両側を山に囲まれていたがほとんど平坦だった。
今までの道と比べてそう感じただけかもしれないが、追い風が幸いし
あっと言う間に7Kmぐらい走って北の道に出た。
 北の道はすこぶる平坦だった。強風であったが概ね左からの横風、
たまに向かい風にはなったがごく短時間だった。いつも強風が吹くよ
うで風力発電用風車が1つあった。

 急ぐ旅ではなかったが寄り道することなく伊良湖に到着。ここで泊
まってもよいと考えていたがまだ15時40分。フェリーで鳥羽へ渡るこ
とにした。
 16時25分出航のため少し時間がある。伊良湖岬をぐるっと周り、灯
台と恋路ケ浜を見てきたが今一つ。何年か越しに来たが感情の沸くと
ころではなかった。

 1時間弱で鳥羽港到着。足の疲労はだいぶ抜けていた。鳥羽で宿を取
らずに10Kmほど伊勢方面に向かったところにある二見町で宿を取った。

7月30日(日) 二見町
本日の走行距離 91Km