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2016年11月

体力勝負の一人旅 No.406【東北沿岸部を行く】

【17日目・2016年8月6日(2)】

 12時少し前に白石を出発した。これからもっと暑くなる時間帯だ。昨夜のほうが楽に走れたかなと考えながら国道4号線で福島を目指した。

 昨日と違って道幅が狭い区間に入ってきた。もし夜だったら車の恐怖を感じながらの走行だったに違いない。
 そして上り坂だ。きつい坂ではないが、昨夜の疲れた状態だったらなんで電車にしなかったのだと後悔しただろう。
 後悔が多い私だが、昨日の電車移動の判断は大正解だったと確認できた。

 13時30分ごろ、見覚えのある場所へやって来た。そろそろ福島駅、この先の左側に競馬場がありそうだ。そうか、ゴールデンウィークに福島駅から相馬へ向かったときに通った道だ。

 もうゴールは近いが最後に寄り道をしよう。私の地図に『日本一の大わらじ』とガイドされた羽黒神社が近くにある。昨日、わらじ祭りを見たのだから実物を見ないわけにはいかない。
 この辺では有名な神社だと思うが案内板は見当たらない。何回も止まって自分の地図を見たが、結局たどり着けなかった。

 まもなくゴールデンウィークのスタート地点だったヤマト運輸の営業所に着いた。結果的に東北沿岸部の旅は福島~八戸を往復する旅になった。

 現在13時50分。福島駅に隣接した建物にスーパー銭湯があるので、汗を流して帰ることにしよう。
 ヤマト運輸と駅はそこそこ離れている。昨夜のホテルは銭湯にも駅にも近いので、自転車の分解はここヤマト運輸ではなくホテルでやりたい。
 ホテルで集荷できるかヤマト運輸に訊いてみると、自転車は特別なので集荷できないという。残念だがお風呂に入ったらまた自転車でここへ戻って来よう。

 今日もわらじ祭り開催中だ。人が多いので自転車を押しながら祭り会場を通っていたら、長さ10メートルはあろうかという細長いわらじが道路を占拠していた。これが日本一の大わらじだろうか。もしそうなら羽黒神社へ行っても見られなかったわけだ。

 銭湯へ行く前にホテルに立ち寄った。荷物を預けていたからだ。いったん受け取ったが銭湯に必要なものだけ抜き取ってまた預かってもらった。
 銭湯は線路の向こうだ。この暑い中、陸橋を上らなければならない。最後の試練だ。いや最後ではない。炎天下での駐輪場探しも大変だろう。
 駅の前へ行くと広い駐輪場があった。きっと有料だろう。管理人のおじさんに銭湯の駐輪場を訊いてみようと中へ入ると、ここに止めていいという。ここは無料の駐輪場だった。
 自転車を止めて歩きだすと、おじさんは「ゆっくり浸かってらっしゃい」と言ってくれた。
 こんな大きな駅なのに目の前に無料駐輪場があり、このおもてなし感は最高だ。

 汗を流した後はホテル経由でヤマト運輸へ行き、自転車の分解と駅までの徒歩でまた汗だらけになった。
 駅周辺を行ったり来たりしているうちにいつの間にか時間が経過し、新幹線に乗れたころはもう18時20分になっていた。

おわり

8月6日(土) 福島
 本日の走行距離 40.97Km(一部計測できず)
 本日の登坂累計 246m(一部計測できず)
 本日の消費カロリー 2707Kcal

 今回の総走行距離 674Km(一部計測データとれず)
 今回の総登坂累計 7630m(一部計測データとれず)
 最終日を除いた1日平均距離 90.4Km
 最終日を除いた1日平均登坂累計 1055m
 1日の平均距離、登坂累計ともにゴールデンウィークとほぼ同じでした。

今回も長々とお付き合いいただきありがとうございました。感謝しております。
また、途中でメルマガスタンドのメルモがサービス停止になったにも関わらず、「melma」や「まぐまぐ」に登録していただきうれしく思います。

今年はサイクルコンピューターのトラブルで正しい距離計測ができませんでした。来年は新規購入して臨みたいと思っています。
それでは次の旅までさようなら。

体力勝負の一人旅 No.405【東北沿岸部を行く】


【17日目・2016年8月6日(1)】

 今日は最終日だ。自転車を停めた白石駅まで電車で移動し、白石の町並みと白石城を観光してから自転車で福島駅まで来て、終了にしよう。
 白石から福島までは35キロぐらいだろうから自転車で走る時間は2時間もない。最後はのんびりした日になりそうだ。

 ホテルで時刻表を確認すると白石へ行く電車は1時間に1本しかない。昨日はそんなことは露知らず、それほど焦らず電車移動を選択した。今思えば結構綱渡りだった。
 ホテルの少なさを知って白石は想像したほどの観光地でないことはわかったが、電車の本数を知るとただの田舎町のような気がしてきた。

 9時53分発の電車に乗って10時30分ごろ白石駅に到着した。
 駅構内の観光案内所に入るとやはり観光地だったのか、と思うようなA3サイズの手書きガイドマップが何種類も置いてある。
 どの地図も手作り感満載で、色鉛筆で描いたような道路地図に手書きの建物のイラストが載っている。ガイドマップは目的別に10種類ぐらいありそうだ。
 目的別というのは、例えば『レンタサイクルでまわろう』と題したシリーズだと、『お気に入り処マップ』『史跡処マップ』『甘味処マップ』などがある。
 もう少し広域のトレッキングマップシリーズもある。その中の一つに斎川宿と書いてあるものがあった。奥州街道の宿場町でもあり城下町でもあるようだ。
 どの地図も持ち帰りたくなるような暖かみがある。観光案内所の職員が調べて作ったものだという。かなり大変だっただろう。職員の努力と町の受け入れ態勢のギャップを感じてしまった。

 何種類もの地図をいただいて駐輪場へ向かった。
 駐輪場の管理人のおじさんに昨夜のホテルがなくて困った話をすると、20年ほど前にこの地に移ってきたおじさんは「ここは商売っ気がない」と言う。
 新幹線の駅付近にあったホテルは2年前に廃業し、駅前はコーヒーショップがあるぐらいだそうだ。新幹線の駅をここに造る案もあったが地元の反対で離れた場所に新幹線の白石蔵王駅が誕生したと教えてくれた。
 さらに話を続け、この駅前だけは除雪しないという。理由は店先に雪を積まれるのが嫌だからだ。
 私は雪国のことはわからないが、この話を聞くと確かに商売っ気がないように思った。

 10時53分、史跡マップを片手に白石駅を出発した。快晴で完全なる猛暑日だ。
 旧奥州街道沿いの歴史ある建物を探しながらゆっくり走っていると見たことのない信号機に出合った。思わず自転車を止めてカメラを向けた。
 この信号機をどう説明したらいいだろか。
 四角いクッキーを作るのに使う正四角柱の抜取型をイメージしたらいいかもしれない。型の外側の面に車用の信号が付いており、内側の面に歩行者用が付いている。
 その抜取型信号機が交差点の中央に一つだけぶら下がっている。すべての面に信号が付いているから、四方から来る車も歩行者もすべてこの信号機を見るのだ。
 歩行者用は車用の陰で見えないのでは?と思うかもしれないが、遠くから見る車の運転手は歩行者用が陰になるものの、近くから見上げる歩行者はしっかり歩行者用信号が見えるのだ。
 近くを歩いているおばあちゃんに訊くと、こういう信号機はここだけではなく、あちこちにあるという。商売っ気のなさが町の変化を妨げ、年代物の信号機が残ったのかもしれない。

 白石城を囲むように流れる用水路沿いを辿って城の入口に来た。途中に武家屋敷があったが有料だったので門の写真だけ撮っておいた。
 武家屋敷と言うと秋田の角館を思い出す。そこと比較してしまうと小規模だ。

 城の入口からは石段が続いているので、自転車を止めて登っていった。
 天守閣直前の門のところで、日傘を差した80歳近いと思われるおばあちゃんが制服を着た3人の女子中学生にお城のガイドをしている。
 おばあちゃんの心配をしたくなるほどの暑さだ。

 30分ほどでお城観光を終えて自転車のところに戻ってきた。直射日光が当たっている自転車の温度計は51度を表示していた。

つづく

下記URLに写真をアップしました。
http://yahoo.jp/box/kTozuE
一部のガラケーからは見ることができません。申し訳ありません。

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